オリジナル作成への道(仮題)


弐 ファーストモデル、どうしようかな、・・・其の参、HWP−1完成直前のおさらい。

バックシンチ、パッチ、ヒップポケットなど、今回のHWP−1のアイキャッチになる部分について、
初期デザインと実画像と比較などしながら改めて紹介致します。

尾錠:バックシンチ
デザインしてから現在に至るまでの修正は、
金具が付いていない方のベルトの長さを長くした程度です。


革パッチ
革パッチはシュリンクタイプの革を使用、レトロな雰囲気を出せたら、
と考えてデザインしています。

ゴート(山羊)皮製で、若干収縮するタイプになります。
ジーンズを咥えた羆、カタカナのヒグマジーンズロゴ。
生産地である「織布・縫製 倉敷児島」の文字。
赤丸の右下部には、リヴェットを打ってあることを表す
「COPPER RIVETED」にならい、 「ー銅製鋲打込済ー」
レトロな雰囲気を出すことは出来たかなと思います。


ヒップポケット
隠しリヴェット、ポケット下部裏には、あて布で補強してあります。。

ステッチなのですが、「ヒグマジーンズ」だけに羆からもじり、

「鉤爪(かぎづめ)ステッチ」 と名付けました


コインポケット
何も入らないような、単なる飾りポケットにならないような
配慮をします。
若干の「あそび」をつけて縫製してあるので、出し入れし易く、
充分ポケットとしての役目も果たしてくれると思いますが、
左の画像のようにコインポケット口の折り返し幅を通常の約倍(当社比?)にして、
ついでにコインポケット両端から折り返したセルヴィッジをさりげなく・・・、
というよりは、あからさまにはみ出させてみました。

「あそび」をつけて取り付けていることと、ポケット口の折り返し幅を太くしていることで、
独特のアタリが出ると思います。


ピスネーム…タブ…
ヴィンテージレプリカ風ジーンズのバックポケットに付いている「ピスネーム(タブ)」といえば、「赤タブ」を連想すると思いますが、
赤色は採用しませんでした。海道を連想させる(?)色でピスネームを作ることにしました。

黄色の発色を重視して織り上げたので、丸まらないタイプになります。黄色にこだわったのは、

幸福の黄色いハンカチ」にあやかり、

「ヒグマジーンズを手に入れていただいた全ての皆様が幸せになればいいな」
と、願いをこめたからです。

「ヒグマ」の文字の下に 「黄色のラッキーくま」
を刺繍してあります。

このピスネームだけ、全体のイメージに反してcuteな感じですが、是非可愛がってほしいと思います。


・・・試行錯誤の末に形となったのが、HWP−1 3rdSampleとなります。

 (HWP−1 3rd Sample)

この3rdサンプルに最終修正を加えいよいよHWP−1のデビューとなります。 其の四


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